お香について
お香の役割
清浄
邪気を払い浄める
自然の香木でつくられたお香は、その場所を浄めます。
仏様に手向けるお香は、その場や人の邪気をはらい浄めます。
寺院に入った瞬間に、喧噪から離れ、身が浄められる思いがするのも、長年にわたってお供えしてこられたお香のちからではないでしょうか。
仏前という神聖な場所だけでなく、お香を焚いたその空間を浄めることができるのです。

聞香
お香のある暮らし
「香を聞く」という言葉があります。「匂いを嗅ぐ」のではなく、ほのかに立ちのぼる香りを「聞き分ける」という静かで深い行いを「聞く」と表しています。
日本では、季節を四季や二十四節気だけでなく、七十二候に分けるほど微妙な違いを感じ取り、五感を研ぎすまし、様々な分野で独特の文化を生み出してきました。「香り」も「香を聞く」という精神性の深い文化として豊かに発展してきました。
みのり苑では、お線香だけでなくさまざまな種類のお香も取り扱っております。いずれも素材を生かした自然でおだやかなやさしい香りです。
お仏壇や和室だけでなく、書斎やリビングなどでお香を焚いて落ち着ける空間を作り出してみてはいかがでしょうか。
※火の取り扱いには十分ご注意ください。

風雅
お客様をお迎えするときの
「待ち香」
ほのかに香るその場所に足を踏み入れた瞬間に、お客様はもてなしの心遣いを感じ取ってくださるでしょう。
みのり苑の店内のインテリアも季節や歳時にあわせて変えています。ゆったりとした空間でごゆっくり商品をお選びください。

香木について
みのり苑では、お香づくりに何十種類もの天然の原料を組み合わせて使用しています。
そのなかでも香りの大切な元である3種類の香木「白檀・沈香・伽羅」についてをご紹介します。
白檀
柔らかで少し甘みのある上品な香りが特長です。仏教と共に日本に伝わり、古くから仏像、仏教建築、彫刻などに使われていました。現在もお線香の材料として、粉末にして使用されています。
生育に長い年月を必要とするため、沈香と共に、現在希少になっている香木です。

沈香
熱することで独特の落ち着いた深みのある芳香を放ち、残り香が心にひびく名香です。東南アジアに生息する沈香木が、傷ついた部分を守るために樹脂を分泌し、長い年月を経て蓄積・沈着したものです。それを乾燥させ、木部を削り取って使用しています。

伽羅
まさに風雅、枯淡、幽玄…自然が創り上げた極みの名香です。沈香の中でも最高品質のものを指し、限られた場所でしか産出されずとても希少です。

お香の種類
お香はその形や長さによって使い道や燃焼時間が異なります。
弊社で取り扱っている代表的なお香の種類と、それぞれの特徴をご紹介いたします。
お線香
原材料に香木を用いたお線香は、仏事だけでなくお客様へのおもてなしの香りとしても、お使いいただけます。
弊社の風韻シリーズは、短寸(約13.5cm 燃焼時間/約30分)・長寸(約25㎝ 燃焼時間/約50分)・大薫香(約33.5㎝ 燃焼時間/約2時間15分)と異なる寸法で作っております。
常用には短寸、法事など長時間にくゆらせておきたい時などは、長寸、大薫香と用途によってご使用していただければ幸いです。

風韻シリーズのお線香についての
説明は
こちら
商品のラインナップについて
知りたい方は、
デジタルカタログをご利用ください
室内香
室内で香りを楽しむためのお線香です。従来のお線香より香りが広がりやすいのが特徴で、リラックス効果や空間の香り付けにご利用いただけます。

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コーン型
コーン型のお香は、短時間で強い香りをだすことができ、灰を散らさないため、お手軽で使い易いお香です。
円錐の先端に点火していただき、そのまま、香台や灰の上においてお使いいただきます。 -
コイル(渦巻)型
コイル(渦巻)型のお香は、広い空間や玄関など、長時間くゆらせておきたい時などに、おすすめのお香です。専用の香皿や香立てをご利用いただくのはもちろん、よく乾燥させた香炉の灰の上に直接置いていただいても、最後まで綺麗に燃焼いたします。
みのり苑では、燃焼時間約1時間40分の通常サイズのほか、燃焼時間約40分の小サイズも白檀、山桜、花紫の3種類でご用意しております。 -
スティック型
スティック型のお香は一定のスピードで燃え進みますので、お好みの香炉や香立てをお使いいただき、落ち着いた時間をお楽しみください。